ARTICLE EVIDENCE MAP
この記事の読みどころと情報状態
糸島の真鯛と北海道の昆布で取っただしを、そのまま瓶に詰める。合わせるみそはどこのものか、なぜ粉に戻さないのか、誰がどこで作っているのか。公式サイトに書かれている範囲でたどります。
- 公式出典
- 6件
- 確信度
- 高
- 情報リスク
- 低
- 更新日
- 2026.08.08
- 再確認日
- 2026.11.08
糸島食品は、福岡県糸島市で新しい調味料を作っているメーカーです。液みそと液茶漬けは、味の主役をだしに置いています。そのだしを、液体のまま瓶に詰める。この記事では、公式サイトが公開している範囲で、何を素材にして、誰が、どこで作っているのかをたどります。

だしが主役の調味料
鯛液みそはみそ汁に、えび液茶漬けとごま液茶漬けはご飯にかけて食べるものとして売られています。用途は違いますが、瓶の中身はどちらもすでに液体のだしです。粉やペーストを溶かして味を足すのではありません。真鯛と昆布から取っただしが先にあって、みそやごま、えびの粉末はその上に重ねます。
この順番は、原材料表示にもそのまま出ています。鯛液みそは合わせみそ(国内製造)、真鯛、米発酵調味料、たん白加水分解物、昆布、食塩の順。ごま液茶漬けは米発酵調味料(国内製造)、しょうゆ、ごま、真鯛、たん白加水分解物、昆布、魚醤(魚介類)、食塩、生姜の順です。どちらにも真鯛と昆布が並んでいます。
真鯛の産地としての糸島
糸島市は、真鯛の水揚げが盛んな土地です。公式サイトも、この地域を真鯛の好漁場として紹介しています。ただし当サイトでは漁獲量の順位までは断定せず、全国有数の産地という書き方にとどめます。順位は集計の年や区分で変わってしまうからです。
順位よりも意味があるのは、地元で続けて手に入る素材を軸に商品を組み立てているところです。だしの素材が近くにあるかどうかは、味の設計だけでなく、同じ味を作り続けられるかどうかにも効いてきます。
昆布を合わせ、魚の香りを立てすぎない
だしは、糸島産真鯛と北海道産昆布を合わせて取ります。魚のだしは取り方しだいで生臭さが前に出るので、鯛だけで味を作ろうとすると扱いが難しくなります。鯛液みそについて、「真鯛だしのだし感を出しつつ、魚の臭みが出ない分量や製法を考え抜き」と公式サイトは書いています。
つまり昆布は、風味を足すためだけに入っているのではありません。鯛のうまみは残して、魚の香りだけを抑える。その分量と製法の調整の一部として入っています。液茶漬けの原材料にも昆布と魚醤が並んでいて、魚介の輪郭を作る役割が分かれているのが読み取れます。
鯛液みそに合わせる二つのみそ
鯛液みそに合わせているのは、北伊醤油と、福岡県柳川市の鶴味噌醸造のみそ。この二つを配合して、だしと混ぜ合わせています。みそを一種類で済ませず、二つ合わせているところが、この商品のはっきりした特徴です。原材料表示の先頭が合わせみそになっているのも、この配合を映しています。
内容量は260g、アレルゲンは大豆、賞味期限は製造日より300日と、公式サイトの商品ページに書かれています。みそ汁だけでなく、炒め物や冷や汁の味付けにも使えます。
粉ではなく液体で届ける理由
液体タイプなので「溶け残りもありません」、お湯やお茶を加えてまぜるだけ、と公式サイトは案内しています。液体でいいことは、二つあります。
一つは、粉の塊が残らないこと。もう一つは、注ぐ量で濃さを自分で決められることです。粉末の小袋は一袋が一杯分に決まっていますが、液体なら少なめに入れて、味を見てから足せます。ご飯の量や具材の塩分に合わせて濃さを動かせるので、みそ汁やお茶漬け以外の料理にも回しやすくなります。
具体的な希釈の目安と塩分の調整方法は、液みそ・液茶漬けの使い方で扱っています。
食品添加物を使わないという選択
化学調味料・着色料・保存料は使っていない、と公式サイトは案内しています。これは味づくりの面では制約でもあります。うま味や色をあとから足す手が使えないので、だしの取り方と配合が、そのまま味の質を決めてしまいます。
魚の臭みが出ない分量と製法を考え抜いた、という公式の説明は、この制約と裏表の関係にあると読めます。なお当サイトでは、この方針を健康面や安全性の保証としては扱いません。味の設計上の選択として受け取ってください。実際の表示は、届いた商品の食品表示を優先してください。
作り手と連絡先
公式サイトの事務所案内には、こう書かれています。
- 会社名: 糸島食品
- 代表者: 松崎義孝
- 所在地: 〒819-1582 福岡県糸島市井原765-2
- 電話: 090-7293-1134 / FAX: 092-510-1301
- 営業時間: 8:30〜18:00(日曜・祝日定休)
公式ショップは全国発送に対応していて、3本セット2,400円(税込)、4本セット3,200円(税込)で組み合わせを選べます。公式ブログには、2020年11月に糸島市の「つまんでご卵直営店」で試食販売をした記録と、2021年2月にマークイズ福岡ももちへポップアップ出店した記録が残っています。ただしブログの最新記事は2021年2月で止まっているので、いまの出店予定は公式サイトで直接確かめてください。
作り手の考えは、公式のクックパッドキッチンからも見えてきます。自己紹介には、糸島市の地産物を使って食品加工品を作り、糸島のおいしい地産物を広めたい、という趣旨が書かれ、33品の調理例が公開されています。お茶漬けやみそ汁以外の料理が多く並んでいるので、だしを汎用の調味料として使ってほしい、という考え方がうかがえます。
瓶ごとに原材料とアレルゲンが違う

ブランドとしての説明は同じでも、瓶ごとの表示はそろっていません。とくにアレルゲンは、商品によって範囲が変わります。
- 鯛液みそ(260g): アレルゲンは大豆
- えび液茶漬け(250g): 米発酵調味料、しょうゆ、たん白加水分解物、ごま、真鯛、昆布、合わせみそ、食塩、魚醤、生姜、えび粉末。アレルゲンはえび・ごま・大豆・小麦
- ごま液茶漬け(250g): アレルゲンはごま・大豆・小麦
公式ショップには、Amazonで扱いのある3品のほかに、うめ・鰹・とりの液茶漬けもあります。うめ液茶漬けの原材料は梅、米発酵調味料、しょうゆ、食塩、あご、たん白加水分解物、こんぶ、ごま、魚醤。だしの素材にあごを使っています。同じ液茶漬けという名前でも、だしの組み立てが違う商品があるということです。
贈り物にするときや、家族に食べる人がいるときは、ブランド全体の説明ではなく、その商品の表示を単独で読んでください。味の方向から選び分ける手順は、液茶漬けの選び方にまとめています。
本記事は2026年8月8日時点の公式公開情報をもとにした独立ガイドで、メーカーや販売事業者の公式サイトではありません。価格、在庫、セット内容、配送条件は購入直前の販売ページで、原材料と賞味期限は届いた商品の食品表示でご確認ください。
関連記事
SOURCE NOTES
参考資料・出典
- https://www.itosyoku.com/2026年8月8日確認
- https://www.itosyoku.com/concept.html2026年8月8日確認
- https://www.itosyoku.com/about.html2026年8月8日確認
- https://www.itosyoku.com/item/a001/2026年8月8日確認
- https://www.itosyoku.com/item/a002/2026年8月8日確認
- https://www.itosyoku.com/item/a003/2026年8月8日確認